顔施(がんせ) 和顔施(わがんせ)

顔施・和顔施とは、いつも穏やかな顔、笑顔で人に接すること ー仏教の教えよりー


高齢者のお宅を訪問して 食事や介護の世話をする職業の人がいます

ひとり暮らしの方のお宅では 話し相手の時間も多くなるといいます


しかし 初対面で打ち解けるのは なかなか難しいことです

他人を家に入れ 家の中をオープンにするのですから 迎える側は緊張します


安心の気持ちで リラックスして座っていただけるようになるまで

訪問する側は 常に穏やかな笑顔でいることが 求められるのです


信頼を得るまで 忍耐強く穏やかな心持ちと丁寧な対応を心がけます

迎える方の気持ちがほぐれてきたら 会話も進んでいきます

信頼を継続していただくためにも 尊敬と感謝の心がなくてはならないといいます


安心してすべてを任せていただけるようになると 初対面のときとは打って変わり 

固かった表情に輝きが現れます ほほえむ力が湧いてきたかのようです


穏やかな笑顔を与え続けること それが相手の<ほほえむ力>を呼び起こします

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